製品特徴 / 基本的な使い方 / ファームウェアアップデート / サポート
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「Pocket GPS S1 (PG-S1)」は128x128ピクセルカラー液晶を搭載したポータブルGPSロガーです。デジタルカメラと一緒にPG-S1を持ち歩いて写真にGPS情報を追加すれば、どこで撮った写真か地図上で一目瞭然! 撮影場所だけでなく移動ルートも地図上で確認できるので、楽しい想い出が情報満載のデジタルデータに早変わり! blogに、ビジネスに、大胆な迷子の自慢に!GPSがあるだけで、アウトドアがもっと楽しくなる!
PCへの接続とデータ結合ツールのインストールについて
Pocket GPS S1(以下本機)とPCを接続しGoogle Earth™に対応したKML(KMZ)ファイルを作成するためにはデータ結合ツール「Storyish」のインストールが必要です。
以下の手順でインストール作業を行ってください。
※Google Earth™を利用するためには別途Google Earth™のダウンロードとインストールが必要です。Google Earth™のダウンロードやインストール方法については、Google Earth™の公式サイト”http://earth.google.com/intl/ja/”をご参照ください。
- 付属のUSBケーブルを使用して本機を対応OSがインストールされたPCに接続すると、本機は通常のUSBメモリなどと同様にリムーバブルディスクとして認識されます。
- PC Toolsフォルダのsetup.exeを実行します。
※Windows Vistaをご利用の場合、ユーザーアカウント制御(UAC)機能により警告画面が表示される場合がありますが、インストールを中止せずにそのまま継続してください。
- そのまま「NEXT」ボタンをクリックします。
- プログラムをインストールするフォルダを指定します。通常はそのまま「Next」ボタンをクリックします。
- 「Next」ボタンをクリックすると、必要なファイルのコピーが開始されます。
- 必要なファイルのコピーが終了したら「閉じる」ボタンを押してインストールを完了します。
データ結合ツール「Storyish」の使用方法
データ結合ツール「Storyish」を使用し、本機で記録した位置情報(GPSログ)データと位置情報データ記録中にデジタルカメラなどで撮影した写真データをPCに取り込んで結合作業をすることにより、Google Earth™で利用可能なKML(KMZ)ファイルを作成することが出来ます。
- PCのデスクトップ上に作成された StoryishのショートカットアイコンをダブルクリックしStoryishを起動します。
←デスクトップ上のLocation Plusアイコンをダブルクリック
- 初回起動時のみ、表示言語設定を求めるウインドウメッセージが表示されます。
OKボタンを押し次へ進みます。
- 「Setting」タブ内のLanguageメニューから「Japanese」を選択し「Set Language」ボタンを押すと、画面表示が日本語に切り替わります。
- 「メイン」タブ内の画像ファイル取り込みボタンを押します。
- デジタルカメラなどで撮影した写真データを指定して「開く」ボタンを押します。
※同一フォルダ内の複数ファイルを一度に指定することも出来ます。
- 写真データが取り込まれ、リストにファイルが追加されたことを確認したら、本機をPCと接続して「GPSログデータ取り込み」ボタンを押します。
- 「取り込み開始」ボタンを押します。
- そのまま「閉じる」ボタンを押すと、本機に記録された位置情報データ(GPSログ)の取り込みが実行されます。
- KML(KMZ)ファイルを作成するため、「結合する」ボタンを押します。
- 「KMLファイル作成」チェックボックスにチェックを入れ、「KML/KMZ保存ファイル名」欄に保存するファイル名を指定してから「保存」ボタンを押すとファイルの作成が開始されます。
★ 「保存先の変更」で作成ファイルの保存場所を任意の場所に指定する事が可能です。 ★ 「URL:」欄にhttp:から始まるURLを指定する事で、画像ファイルのリンク先(URL)の絶対指定が可能です。blog等にデータを公開する際に、KMLファイルのアップロード先と画像ファイルのアップロード先が異なる場合などに活用できます。
※空欄の場合、KMLファイルと同じ場所が指定されます。★ 「WIDTH」の数値を変更する事で写真のポップアップサイズを変更する事が可能です。 ★ KMZファイル作成のチェックボックスを有効にする事で、ログデータと画像データが1つのアーカイブとなるKMZ形式での出力も同時に行われます。
- 取り込んだ写真データとKMLファイルは、保存先を変更していない場合は「ピクチャ」フォルダに保存されます。
※WindowsXPの場合は「マイ ピクチャ」フォルダに保存されます。
作成されたKML/KMZファイルをダブルクリックするか、Google Earth™から読み込むと、位置情報データ(GPSログ)と写真データが連動して表示されます。
GPSレシーバーとして使用するには
本機のGPSレシーバーモードとして使用するためには以下の作業が必要です。
□Windows用通信ドライバのインストール
※Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)機能により警告画面が表示される場合がありますが、インストールを中止せずにそのまま継続してください。
- 下記リンク先からWindows用通信ドライバをダウンロードします。
USB-Driver-Installer.zip (zip形式書庫ファイル) - ダウンロードした書庫内の USB-Driver-installerフォルダを開きます。
- 32bit版Windowsの場合はInstallDriver.exeを、64bit版Windowsの場合はinstalldrv64.exeを実行します。
- 自動的に適切なドライバが組み込まれ、以下のようなウインドウが表示されます(WindowsVistaの例)。
- 「Exit」を押しウインドウを閉じ、インストール完了です。
□GPSレシーバーを有効にする
- 本機のMODEボタンを押して、Select Menu画面に切り替えます。
- +、-ボタンでSetting&Statusを選択してOKボタンを押します。
- SettingメニューでGPS Receiverを選択してOKボタンを押します。
- Yes USBを選択してOKボタンを押します。
※GPS Receiverモード動作中はマスストレージ機能は無効となり、パソコンに接続してもリムーバブルディスクとして認識しません。
□インストール後の確認
- GPSレシーバーモードの本機をパソコンに接続した際、デバイスマネージャ上でCOMポートとして認識していれば正常です。
※割り当てられるCOM番号(上記例では6)はパソコン環境により異なります。
AGPSデータの更新方法
本機はAGPSに対応しており、パソコンを用いてデータ更新を行う事によりGPS衛星の捕捉速度を向上させる事が可能です。
□更新手順について
- 「GPSレシーバーとして使用するには」の手順を参考に、パソコンへCOMドライバ(Windows用通信ドライバ)をインストールします。
- GPSレシーバーを有効にした状態で本機をパソコンへ接続します。
- 以下からADGPS更新アプリケーションをダウンロードし、PocketGPS_S1_AGPS.exeを実行します。
PocketGPS_S1_AGPS.zip - 「Scan COMPORT」ボタンを押し、その後「Update AGPS」を実行します。
- ウインドウ下部の進行バーが進み、データ更新が行われます。
※このとき本機の接続を解除しないで下さい。故障の原因となります。
- 「Updata AGPS DATA Complete!」が表示されれば作業完了です。
下記画の例で「2010-6-9 17:59:46」の部分が更新データの有効期限となります。
※ADGPS情報は本機の動作に必ず必要な情報ではありませんので、ADGPSデータが無い又は期限切れの状態でも本機は正常に動作いたします。
Q&A
本製品に関するQ&Aをまとめております。Q&Aをご覧頂いても解決しない問題点につきましてはユーザーサポート対応窓口よりお問い合わせください。
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ログはどのタイミングで記録開始されますか?
本機を起動したあと十分な精度(3D測位可能状態)のGPS情報の受信が行えるようになった時点で、その時刻を元にした名称のファイルが自動生成されログの記録が開始されます。
例:LP20100502_091635.LOG → 2010年5月2日9時16分35秒 から記録開始
※記録開始のタイミングによっては実際の開始時刻とファイル名が一致しない場合があります。
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画面上でGPSの受信状態を確認できますか?
本機ディスプレイ左上の「3D」「2D」「....」表示でGPS信号の受信状態を確認できます。
3D: 3D測位状態(GPS情報を4つ以上取得)
2D: 2D測位状態(GPS情報を3つ取得)
....: 衛星捕捉中(最低限必要なGPS情報数を得られていない)
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防滴・防塵仕様ですか?
いいえ、防滴防塵仕様ではありません。
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GPSログデータ記録間隔の設定可能範囲を教えてください
時間単位または距離単位での設定が可能です。
時間単位: 1 / 5 / 10/ 20 /30 / 45 / 60 / 120秒
距離単位: 10 / 20 / 50 / 100 / 200 / 500 / 1000 / 2000m
※時間・距離単位の複合設定は行えません。
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データ結合ツール「Storyish」で画像ファイルが取り込み(インポート)できません。
画像の取り込みはExif2.1以上に準拠したJPEG形式のファイルのみに対応しています。
画像の取り込みが出来ない場合、画像データが破損しているかExifヘッダ情報の保存状態に異常がある可能性があります。この場合、Exif情報を保持したまま画像加工可能なソフトで画像を開き、そのまま保存し直すことで解決できる場合があります。
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データ統合ツール「Storyish」で出力可能なファイル形式は何形式ですか?
KML形式、KMZ形式、GPX形式、EXCEL(CSV)形式のファイル出力に対応しています。
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データ統合ツール「Storyish」で画像へExif位置情報を付与することは出来ますか?
画像ファイルとGPSログデータを結合出力する際、画像のExif情報にGPS情報が追加された新しい画像ファイルが出力されます。
出力先フォルダに同名のJPEGファイルが存在する場合、ファイル名頭にアンダーバー(_)を追加し出力されますのでオリジナルデータに対し上書き保存はされません。
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写真撮影時にカメラの時計がずれていました。時間を補正できますか?
データ統合ツール「Storyish」の[メイン]-[時刻補正]をクリックすることで時刻の補正が可能です。
”カメラ内蔵時計の時刻”にズレたままのカメラ内蔵時計の現時点での時刻を入力することで実時間とカメラ内蔵時計のズレが補正されます。これにより、ズレた時間の分が補正された形でのGPSログと画像のリンクが可能になります。
※補正した情報はデータ統合ツール上でのみ一時的に使用されます。Exif情報内の時刻は書き換わりません。
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飛行機で使えますか?
使用できません。機内に持ち込む際は機内アナウンスの指示に従い、離発着時には電源を切ってください。
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GPSレシーバー機能に対応するソフトにはどのようなものがありますか?
Pocket GPS S1のGPSレシーバーが出力するデータフォーマットはNMEA-0183(Version3.01)に対応しています。対応地図ソフトウェアについては弊社にて推奨するものはございませんので各地図ソフトウェアメーカーにお問い合わせください。また、地図ソフトウェア側にGPS通信設定項目がある場合は、以下の条件で設定してください。
- GPS機器名は「NMEA」またはそれに類するものを選択してください。
- 通信ポートが自動設定でない場合は、Pocket GPS S1が接続されている通信ポート(COM番号)を選んでください。
- 通信速度が自動設定でない場合は、9600bpsを選んでください。
- 測地系は「WGS84」を選んでください。
-
GPSレシーバー機能利用中にGPSログは記録されますか?
可能です。ログ記録のon/off、レシーバー機能のon/offは画面右上のアイコン表示で確認できます。
アイコン
状態GPSログ記録 GPSレシーバー マスストレージ
(USBストレージ機能)log ON OFF ON no log OFF OFF ON Ext OFF ON OFF Both ON ON OFF
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充電しながら動作させる事は可能ですか?
電源を入れたままUSBケーブルを接続する事で動作状態を維持したままの利用が可能です。また、その後ケーブルを外した場合も自動的に内蔵バッテリー動作に切り替わり、動作状態は維持されます。
※外部電源動作中はバッテリアイコンが赤表示に切り替わります。
※充電のための接続先がパソコンの場合はGPSレシーバーモードを有効にした状態でケーブルを接続して下さい。
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GPSログファイルが複数のファイルに分割されているのですが
本機の電源を入れ直す度に新たにGPSログファイルが作成されます。
ただし、電源投入後に一度もGPS測位が行われなかった場合はGPSログファイルは作成されません。
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分割記録されたGPSログを結合することは出来ますか?
データ結合ソフト「Storyish」上で行えます。
- GPSログ管理画面を開き、結合したいログを複数選択し、「ログの結合」ボタンを押します。
(キーボードのCTRLキーを押しながらファイルをクリックすると複数選択が可能です)
- ログの結合ウインドウが開きますので、保存先やファイル名を確認の上「結合」ボタンを押します。
(結合ファイル名は複数選択されたファイルのうち一番日付が古いものに「M_」の文字を先頭付加したものが標準で作成されます)
- 結合された新しいファイルが作成され、結合時に選択していたGPSログデータはリスト上から削除されます。
(リスト上から見えなくなるだけで、GPSログファイルそのものは削除されません)
- GPSログ管理画面を開き、結合したいログを複数選択し、「ログの結合」ボタンを押します。
工場出荷時に本体に収録されているデータを誤って消去してしまいました。
→こちらから工場出荷時と同じデータがダウンロード可能です。
※「PC Tools」フォルダはデータ統合ソフト「Storyish」のインストール用データおよびGPSレシーバ用ドライバが収録されています。GPSユニット本体の単体動作には影響ありませんので、GPSログファイルをより多く記録したい場合は削除して頂いて構いません。
お問い合わせ
各種お問い合わせに関しましては下記窓口をご利用ください。